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sunホームってどんな会社なの?
家づくりをすすめる上で大切にしていることや、長く安心して住み続けられるヒミツとは…。
林社長があれこれ、ホンネで語ります!
お客様はもちろん、設計から施工までを請け負う仲間とみんなで知恵をしぼり、力を合わせて良いものをつくりたい!住み手も作り手も一人ひとりが主人公となって光り輝いてほしいという意味を込めて、『sunホーム』と名付けました。
sunホームでは若い感性をもった20代スタッフからこの道数十年といった技術力の高いベテラン職人さんまで一緒に仕事をしています。それぞれの良さをフルに発揮できたらと思っています。
ちなみに、「小さくても中身の濃い会社をめざしたい」という思いから『sun』の頭文字は小文字にしてあるんです。細かいところも目が行き届くものづくりを着実にすすめていければと考えています。
家をつくる、ものをつくるということはいろんな要素が絡み合うので、それらを一挙にまとめなければいけません。私はいただいたご要望に対し、先読みして適材適所に職人さんの手配や品定めした材料を揃えるなどして段取りをつけます。最初のご相談からプランのご提案、施工そして完成まで、お客様と話し合いながら家をつくっていくスタイルです。
業界的に見るとお客様とのやりとりは営業スタッフ、工事現場は現場監督が仕切るなど分業が主流で、私のようにすべてをコーディネートするというパターンは意外に少ないみたいです。そういう私自身も、いろいろ重なってどうしてもキャパを超えてしまうことがあります。そうした時にお客様が「林さん待っているから。1年後やってください。」と言ってくださることも。本当にありがたい話です。
うちの場合は知り合いの知り合いですとか、お客様からのご紹介がほとんどです。その中でも多いのが建築屋さんから頼まれるケース。同業がやれないことをカバーするという、要は私「おたすけマン」なんですよね(笑)。
確かに料理の世界と似ていますよね。たくさんある食材の中から選んでどう調理しようかと考える。木材も一緒で、どううまく切って、使っていこうかと。木は捨てるところがないですからね。
木造だけじゃなく鉄筋、鉄骨の建築もやっています。注文住宅に店舗、社寺建築、外構、介護リフォーム、マンションのリノベーションなどなど…。
ちょっと珍しいところでいうと、土器が出土するため建て替えがきかないお宅を県の職員さんとも話し合いながらすすめる耐震補強工事ですとか。
あと、通常なら膨大な費用がかかる社寺建築をこれまでにない発想を取り入れて新設工事を行いました。お寺は立派に完成し、浮いた予算は建具などに回せることもできたので、住職さんにとても喜んでいただきました。私たちが手掛けるどんな案件もそうですが、ご要望と予算をうまくすり合わせるのが非常に難しいんです。でも与えられた条件の中で創意工夫して、少しでも「ああ、よかった」とお客様に思っていただける部分をつくるようにしていますね。
そうですね。木材に関しては国内外のものを幅広く扱っていますが、とくに奈良の吉野杉、長野の木曽檜など「銘木」と呼ばれる国産材については産地で開かれる市へ出向いて競り落としてきます。競りに参加するにも資格がいるんですよ。私は2カ月に1~2度行きますが、参加メンバーは大問屋さんばかり。その中で競っているんで、周りから不思議がられていますよね(笑)。
会社のはじまりは平成29年ですけども、建築や木とのつきあいは本当に長くて。大学を卒業して22歳の時からこの業界に入り、建設会社で下積みをして独立にいたりました。先輩方にも認めていただき、そういった市場にも出入りして銘木も調達することができるんですね。
建具や家具の職人さんが飛騨地方に多いんですよ。親父やお袋も飛騨高山出身ということもあっていろんな職人さんとご縁があり、私が仕入れた木材で建具などをつくってもらっています。販売した材料でつくられた品は、高山の古い町並みや重要文化財の建造物にもおさめてくれているみたいです。
そうです。ちなみにこのあたりの地域では柱に3寸角(90×90mm)か3.5寸角(105×105mm)の木材が一般的に使われています。だけど九州だと、4寸角(120×120mm)や5寸角(150×150mm)なんですよ。九州のほうが太いのは何故だか、わかります?
台風の通り道になりやすい九州の家は、それぐらいじゃないと、もたないんです。
だから九州出身の大工さんが、こっちに来た時にびっくりしたと言われます。「これが家か!? 細すぎて風で倒れてしまうんじゃないか」と。でも最近は何十年に一度の天変地異が各地でわりと頻繁に起きるわけですよね。地震はもちろんですが、強い台風や暴風雨が心配されるので、当エリアでも構造とか外壁、屋根などしっかりと備えたものにしておかないと。
気候や環境の変化もそうですが、ところで世の中って、ここ20年くらいで品物に対する値段の価値観が大きく変わったと思いませんか?身のまわりのものは、なんでも安く揃うけれど長持ちしないとか。
いろんな製品の耐久年数、買い替えのスパンが昔と比べて短くなっている気がしますよね。
でも家というのは命を守らなきゃいけない。人間を守る、生活していく上で大切なものですし、お客様にとって一生涯のお買い物ですから、やっぱりきちっとした家をつくっていきたい。
その時のお客様の気持ちに応えた素晴らしいもの、丈夫でメンテナンスが将来かからないものをつくれば、絶対喜ばれるだろうなって思うんです。何年か先に「林さん、まだきれいだわ外壁」とか言われたら、私それ、気持ちいいですもん!
建築に詳しい人とかに言われますもんね。「林さん、なんでこんな良い材料使うの?壊れりゃまた仕事くるがね」って(笑)。そりゃ確かにやろうと思えばやれるでしょうけど、そんなやり方は私めざしません。やっぱり信頼ですよね。何事もね。
たとえば木がお好きで「構造材に国産の檜を使いたい」とご要望があれば市場で品定めをして仕入れ、製材所へカット加工のオーダーや品質確認のためにも出向きます。建材やクロスだって相当な種類やグレードがあるので、必要に応じてお客様とショールームへ一緒に行って選ぶというのもやっていますね。うちはオーダーメイドが主ですから、とことんやれますね。
業者さんの中には「お客様は立ち会わないで」というケースもあるみたいですが、うちは現場の状況をなんにも隠すことなく「しっかりと見ておいてください」という姿勢でやっています。
どんな仕事でもそうですが、やっぱり人対人。まず人を知って、どんなことでも真摯に対応して。お客様と話し合いながら、もし過ちがあれば直して良いものに仕上げ、おさめきっていく。ものづくりにはその誠意というのが大切なんじゃないかなと思っています。